この記事では、WordPressのおすすめプラグイン13個を記載しています。WordPressにデフォルトで入っていたが消したプラグイン、追加したプラグイン、検討したが入れなかったプラグインについて詳しく記載しています。
また注意点として、WordPressのテーマであるSANGOとの相性が悪いプラグインについても記載しています。
WordPressのプラグインとは
WordPressのプラグインは、インストールして有効化するだけで便利な機能を追加できるものです。
スマホで言えば、アプリをインストールするようなイメージです。
ただし、プラグインを手当たり次第入れすぎると動作が重くなったり、不具合の原因になります。
プラグインを入れすぎていると、どのプラグインが悪さをしたのかわからなくなりやすいです。
また、使用しているWordPressテーマとの相性もあります。
プラグインがどういうものなのかをしっかりと確認してプラグインを入れましょう。
実際に入れたプラグイン13選
おすすめのプラグイン13個を紹介します。
デフォルトで入っていたものは3個削除、追加の9個のプラグインを入れて、全部で13個のプラグインを紹介します。
Easy Table of Contentsは追加不要【2022/05 追記】
Easy Table of Contentsは目次を追加するためのプラグインですが、SANGOにデフォルトで目次機能が追加されたため、プラグインを入れる必要はなくなりました。
デフォルトのプラグイン
ConoHa WINGでWordPressを設定した場合、デフォルトで入っているのは以下の7つのプラグインです。
ひとつひとつのプラグインの内容と、残したプラグイン、削除したプラグインを下記の表にまとめています。
プラグイン | プラグインの内容 | 対応 |
---|---|---|
Akismet Anti-Apam | セキュリティ対策。コメント欄などのスパム(迷惑コメントなど)をブロックしてくれる。ただし、代替となるプラグイン「Invisible reCaptcha」を入れるので削除する。メリット・デメリットの詳細は後述。 | 削除 |
ConoHa WING コントロールパネルプラグイン | WordPressのダッシュボードでConoHa WINGの設定ができるプラグイン。削除しても大丈夫ではあるが(ConoHa WINGの管理画面で操作可能)、入れておいた方が無難。 | 〇 |
ConoHa WING 自動キャッシュクリア | キャッシュを自動で削除してサイトを高速化してくれる。 | 〇 |
Hello Dolly | WordPressの管理画面の上部に歌詞を表示する。削除。 | 削除 |
SiteGuard WP Plugin | セキュリティ対策。WordPressの管理画面のURLを変更できる(初期設定のログインページURLはみんな同じ)。また不正なログインがあった場合に通知してくれる。 | 〇 |
TypeSquare Webfonts for ConoHa | 使えるフォントの種類を増やしてくれる。特に必要ないので削除。 | 削除 |
WP Multibyte Patch | WordPressで日本語を使う場合、バグが発生する可能性がある。そのバグを防いでくれる。 | 〇 |
SANGOと相性の悪いプラグインとおすすめプラグイン
SANGOと相性の悪いプラグインとおすすめプラグインはSANGOのカスタマイズガイドに載っています。
相性の悪いプラグインは不具合の元なので、入れないことをお勧めします。
問題なく使用できるであろうおすすめのプラグインは導入します。
ただし、注意点として以下のようにも記載されています。
以下で紹介するプラグインも環境によっては不具合が生じる可能性があります(プラグイン同士で相性が悪いことや、カスタマイズ内容が不具合の原因になることも有り得るので)。
SANGOカスタマイズガイド
上記の内容を含めて、ひとつひとつ詳細を見ていきます。
All in One SEO Pack【相性×】
SEO対策として、よくおすすめされているプラグインです。
ただし、SANGOでも同じような機能がデフォルトで入っており、重複して不具合を起こすことがあるかもしれないのでおすすめできません。
「All in One SEO Pack」については、下記のページ(SANGOカスタマイズガイド)にも詳しく記載されています。
SANGO作成者の方は 「All in One SEO Pack」 をおすすめしていません。
TinyMCE Color Picker【相性×】
2021年8月時点で、検索しても出てきませんでした。
Head Cleaner【相性×】
ヘッダーやフッターをクリーンアップして、サイトを高速化するというものですが、不具合を起こす可能性があるため、入れません。
Autoptimize【入れなくていい】
コードを圧縮して、サイトを高速化してくれるプラグインです。カスタマイズガイドではおすすめされていますが、現状、私は入れていません。
サイトはまだ重くありませんし、必要になれば検討していきます。
ただし、注意が必要です。
わりと不具合が出る可能性があるようです。
カスタマイズガイドには、以下のように記載されています。
HTML、CSS、Javascriptのコードを圧縮してくれるプラグインです。読み込み速度向上のために使用すると良いのではないかと思います。ただし、Javascriptの圧縮については、使用しているプラグインやカスタマイズ内容によっては悪影響を及ぼす可能性が(わりと)あります。HTMLとCSSだけでも圧縮すると良いかもしれませんね。
SANGOカスタマイズガイド
また、サルワカの高速化に関する記事でも以下のように記載されています。
場合によってはJavaScriptがうまく効かなくなる場合などもあるので、使用するときには注意が必要です(その場合には、JavaScriptだけ圧縮をオフにするなどして対応しましょう)
WordPressを高速化する12の方法 – 表示速度を上げるテクニック
Better Font Awesome【入れてもいい】
Font Awesomeの利用可能なアイコンを自動で取得してくれるものです。
Font Awesome公式のプラグインを導入すると、素敵なアイコンをクリックのみで簡単に入れることができます。
上記のカスタマイズガイドでは相性が悪いとされていますが、ver1.4で対応予定(現在はver2.10.5)と書いているので、入れても問題ないと思います(Better Font Awesomeに関する更新情報はありませんでした)。
試しにプラグインを入れて使ってみたところ、問題なく使えました。
ただし、Font Awesomeはプラグインを入れなくてもアイコンを入れることができるので、プラグインを入れすぎたくないという場合は入れなくてもいいと思います。
今回、私はプラグインを試しに使った後削除しました。
BackWpup【必須】
ブログのバックアップを自動で取ってくれます。
サーバー側でもバックアップは取ってくれていますが、バックアップのタイミングによっては記事が消えてしまう可能性もあるので、入れておいた方がいいです。
詳細は以下のサイトがわかりやすいです。
XML Sitemaps【必須】
サイトマップを自動で更新し、Googleに送信してくれます。SEO対策として必須です。これを入れておかなければ、検索上位になりにくくなります。設定が必要ですが、詳細はSANGOのカスタマイズガイドがわかりやすいです。SANGOの場合、サイトの所有権を確認する際に少し手順が楽になります。ただし、少し見落としがちなので、一度最後まで読んでおくのがおすすめです(私は上から手順を読むと同時に作業を進めていって、少し間違えそうになりました)。
以下が、SANGOの場合に設定が楽になるところの説明文です。
テーマにSANGOを使っている場合
WordPressテーマSANGOを使っている場合には、このコードを[外観]⇒[カスタマイズ]⇒[詳細設定]⇒[head内にタグを追加]欄に貼り付けてから、Search Consoleで[確認]をクリックすれば設定が完了します。下記の手順は必要ありません。
引用:SANGOカスタマイズガイド
使用テーマがSANGOでなくても、下記のサイトの説明はわかりやすいです。
追加した必須プラグイン
Invisible reCaptcha【必須】
セキュリティ対策で必須のプラグインです(Akismet Anti-Apamを削除した場合)。スパム対策をしてくれます。導入方法については、以下の動画がわかりやすいです。
追加した推奨プラグイン
こちらは入れていなくても特に問題ありませんが、入れておくと便利なプラグインです。
Contact Form7【必須級】
お問い合わせページを簡単に作成できます。詳細や使い方は以下のサイトがわかりやすいです。
Easy Table of Contents【必須級 → 追加不要(2022/05追記)】
SANGOには元々、目次を追加する機能がなかったためプラグインを追加する必要がありました。
しかし2022年に目次を追加する機能がデフォルトで追加されたため、Easy Table of Contentsは入れる必要が無くなりました。
目次の使い方は公式ページを参考にしてください。
SANGO Gutenberg【必須級】
Gutenbergは、WordPress5.0より標準となったエディタ(記事を書く時の画面や機能)です。
私のWordPressにも標準で入っていました。
このエディタをSANGOでより便利に使うためには、このプラグインを入れておいた方がいいです。
サルワカでみるような、きれいな見出しやボタンが簡単に使えるようになります。
実際に使ってみたところ、本当に便利です。記事を書くスペードが上がります。
SANGO 2.4.0以降では、ダッシュボードに以下のような通知が出ているので簡単にインストールできます。
詳細は、SANGOのカスタマイズガイドがわかりやすいです。
WebSub/PubSubHubbub【推奨】
SEO対策です。
Googleのインデックスを早くすることができます。
詳細は以下の動画がわかりやすいです。
EWWW image optimizer【推奨】
画像を自動で圧縮してくれるプラグインです。
スマホで取った画像をそのままサーバーに入れ続けると、サイズが大きいのですぐにサーバーの容量がいっぱいになります。
こちらを入れておくと、画像をサーバーにアップロードするときに自動で圧縮してくれます。
また、今まで入れていた画像は手動で一括圧縮できます。詳細や設定手順は以下のサイトがわかりやすいです。
こちらのプラグインは、SANGO作成者の方もおすすめしています。
後日、使い勝手をレビューした記事を書きました。ぜひ参考にしてください。
EWWW Image Optimizerの設定方法【設定で画像圧縮率が大幅に向上】EWWW Image OptimizerでJPEG・PNGをWebPに変換Broken Link Checker【便利】
ブログ内のリンク切れを通知してくれます。
外部サイトを参照していると、外部サイトが運営ストップしたり、URLが変わったりすると参照できなくなります。
そうなると、自分のブログを見てくれる方が困りますし、自分のブログの信頼度も下がってしまいます。
自分で全てのリンクをチェックするのは不可能なので、このプラグインでリンク切れを自動でチェックしておくと便利です。
導入はインストールして有効化するだけですが、リンク切れのチェックの間隔を短くしすぎるとサイトが重くなってしまうので、設定は変更しておいた方がよいです。
詳細は以下のサイトがわかりやすいです。
検討したが入れなかったプラグイン
AddQuicktag【微妙】
よく使う文章やコードをタグとして登録しておけるプラグインです。
試しましたが使用感があまりよくなく削除しました。
クラシックエディタを使用する場合は便利だったそうですが、私はGutenberg(ブロックエディタ)を使用しており、Gutenbergを使用する場合はGutenberg標準機能の「再利用ブロック」の機能を使う方が便利です。
Gutenberg(ブロックエディタ)とクラシックエディタの違いは、SANGOのカスタマイズガイドがわかりやすいです。
Table of Contents Plus(TOC+)【入れなくていい】
目次を自動で生成してくれるプラグインです。
おすすめしている人が多いですが、更新が長い間されていないようで、SANGOでは「Easy Table of Contents」に対応しているので、入れる必要はないです。
詳細はSANGOのカスタマイズガイドがわかりやすいです。
Rinker【 入れなくていい 】
アフィリエイトを行う際に、リンクをいい感じの見た目にしてくれるプラグインです。
ただしSANGOは「カエレバ」、「ヨメレバ」に対応していて、見た目をいい感じにしてくれるデザインは標準搭載済みです。
「カエレバ」、「ヨメレバ」については、SANGOカスタマイズガイドがわかりやすいです。
以上がおすすめのプラグインです。
慣れてくれば、自分に合ったプラグインがたくさん見つかって便利になると思います。
気になるプラグインはどんどん試してみましょう!